評判のいいトンチン年金「ながいき物語・第一生命」デメリットはないの?
人気商品を出し続けている
第一生命。
第一生命のトンチン年金がながいき物語です。
近年、年金保障も多様化し、
各社さまざまなコンセプトを打ち出し
しのぎを削っています。
ながいき物語は
万人向けのオーソドックスな
保障スタイルのトンチン年金です。
年金保険もいくつかのタイプにわかれる昨今、
幅広くトータルに年金保障を考えるのであれば
トップクラスに実力のある保険と言えます。
ながいき物語の特徴、
ライバルと比較してメリット・デメリット、
どのような人が選ぶべきか?
そんな視点を記事にしてみました。
ながいき物語 第一生命 評判1 トータルに幅広い年金保障
保障スタイルは横並びだった年金保険ですが
保障内容も多様化・個性化してきました。
大きくわけて3つのスタイルにわかれます。
1・短期的な年金保障に特化
2・一定期間の年金を中心に保障
3・終身、長期的な年金保障
ながいき物語は3番目の
終身、長期的な年金、広い範囲で
保障が受けられるタイプの年金保険です。
保障スタイルの違いがあり
他社と同じ条件で比べづらいのですが
保険料は決して安い方ではありません。
特定の期間に特化した年金保険と違い
どのような年金期間・受給期間でも
なんらかの給付が受けられます。
それを考慮すれば保険料は
かなり安い?!のかもしれません。
年金保険を考えるとき最も大切なことは
年金受給の現状を知ることです。
それを知ることが
ムリムダを省いた自分に最もマッチした
保険選びにつながるからです。
近年、
年金受給は長期化する傾向にあります。
長生きしても年金が途切れない。
このようなケースが増えています。
受給期間も平均すると約20年程度と
延長する傾向にあります。
公的年金を使えば
主だった生活費用は
平均で30万円程度です。
もろもろの諸費用を考慮しても
100万円程度の備えがあれば
経済的には間に合う勘定になります。
好みと考え方、ご予算等で
どのスタイルの年金保険を選ぶのか
意見のわかれるところかと思います。
どのスタイルの年金保険も
考え方やコンセプトに
一理あると言わざるを得ません。
その上で、
個人的には「終身年金タイプ」が
無難ではないかと考えています。
なのですが、
「親族・知人が長生きした」
「だから、手厚く年金に備えておきたい」
このような声を聴くことも多いです。
スタンダードな保障で広く年金に備えたい。
そのような方に「ながいき物語」は
費用対効果に優れた年金保険である。
そう言い切ることができます。
ながいき物語 第一生命 評判2 三つの魅力と一つの弱点
第一生命のながいき物語。
さらに詳しく特徴をみていきましょう。
このトンチン年金には
大きなメリットが3点あります。
その一つはとてもわかりやすい点です。
年金保険が契約である以上、
これはとても大切なことだと思っています。
トンチン年金に限りませんが、
年金保険契約は保障内容や金額を
自分で決めなければなりません。
パンフレットを見て頂くとわかるのですが、
ながいき物語は〇〇年保証期間付終身年金
の基本プランです。
他のプランもあるのですが、
保証期間の長さと年金額の違いのみです。
最近は一般の方でも年金保険を
勉強・研究する方が増えています。
自分にどのような保障が必要なのか?
自分で保障を選択・設計できる。
そのような自信のある方には
この保険は魅力薄かもしれません。
けれども、そうでない方。
保障内容から金額から
何をどう選べば良いかわからない …
とりあえず、老後が心配で保障が必要だ。
そんな方には迷うことなく
無難な選択が出来るのではないでしょうか。
二つ目のメリットとして
早い年齢で元を取りやすい点です。
ながいき物語は、
トンチン年金の中でも利率が高く、
早い年齢で元を取りやすい特徴があります。
多くの年金保険は、
「長生きしないと元を取れない」
というリスクがありますが、
ながいき物語は比較的早い段階で
元を取ることが可能です。
具体的な例を挙げると、
50歳の男性が支払期間を65歳までとし、
月々54,000円の保険料を支払い、
10年の保証期間が付いた終身年金に加入した場合、
65歳までに支払う保険料の総額は約9,720万円になります。
これに対して、65歳から年金を受け取り始めた場合、
10年間で428.6万円が支払われます。
もしも保証期間中に亡くなった場合、
保険料の総額に対するリターンは44.1%となり、
元本減少が大きくなっています。
結局、元を取るためには更に長い期間生存する必要があり、
実際のリターンを考えると、非常にシビアな計算になります。
この場合、元を取るには65歳からの年金を23年間受け取ることが必要で、
これによって88歳まで生存する必要があります。
しかし、厚生労働省の簡易生命表によれば、
50歳男性の平均余命は32.93年であり、
平均よりも5年以上長寿である必要があるということになります。
さらに、100歳まで生存できた場合、
年金の総額は約1,500万円になりますが、
これによりリターンは154.3%にまで上がります。
つまり、この商品は長寿であるほど有利となりますが、
その分リスクも高まることが示唆されます。
三つ目のメリットとして、
個人年金保険料控除の特典があげられます。
年金保険料控除とは、
年末調整で使えたり、確定申告で利用できたりして、
支払った保険料を所得控除に充てることができる特典です。
特に、ながいき物語ではこの特典を確実に享受できる点がポイント。
多くの場合、この特典は個人年金保険料控除に分類され、
80,000円までの保険料を所得から控除する仕組みです。
この特典を使い果たすと、
所得税と住民税がそれぞれ40,000円と28,000円相当の額が戻ってくる可能性があります。
例えば、年収500万円の場合は、
8,000円(所得税)と2,800円(住民税)が還付されることになります。
このように、ながいき物語は、
この特典を十分に活用できるメリットがあると評価されています。
最後にこの保険には、
弱点が一つだけあります。
それは、インフレに弱いことです。
トンチン年金のインフレに対する弱さとは、
契約時に決まった年金額が、
世の中がインフレしても増額されるわけではない点です。
インフレが続けばお金の価値が減少し、
20年後や30年後に同じ額で買えるものは限られるでしょう。
現在のインフレ傾向が続けば、
以前の1万円では買えていたものが
2万円や3万円になる可能性も考えられます。
このような状況下では、
終身年金で購入できる商品も減少してしまいます。
個人年金保険は公的年金の補完を目的としていますが、
契約時の年金額だけでは十分な補完ができないと感じることもあるでしょう。
また、トンチン年金はインフレに対応することができませんが、
公的年金は年金額が毎年改定されるため、
物価や現役世代の賃金の変動に対応しています。
今後、
これらの改善改良に
期待したいところです。
ながいき物語 第一生命 評判4 どんな人にお勧めのトンチン年金?
マネー雑誌やウェブの保険サイトなどで
ながいき物語は高い評価を得ています。
その人気もうなずけます。
現在販売されているトンチン年金の多くは
特定の条件に特化したものがメインです。
これは、ある意味、理にかなっており
今後もこの傾向は続くと思われますが、
言い方を変えると、
「長生きしないと元が取れない」。
こんなケースも増えていくということです。
オーソドックスに広い範囲を
保障するバランスの良いトンチン年金は
少なくなってきました。
ながいき物語は
その数少ないシンプルでバランスの良い
トンチン年金のひとつです。
保険料は少し高めかもしれませんが
長寿のリスクが高まる時代です。
生活や健康に留意していても
長生きする人を数多く見てきました。
そして、お金のかかる老後の代表だから
コストはケチるべきではない … …
そんな声を耳にすることも多いです。
目先の保険料の高い安いよりも
長寿に対してバランスよく広い範囲での
備えを重視しておきたい。
そのような方に
「ながいき物語」は、
お勧めのトンチン年金と言えます。
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