アフラック「生きるためのがん保険 寄りそうDays」のデメリットと検討ポイント:がん経験者向け保険の選び方
アフラック「生きるためのがん保険 寄りそうDays」
がんを経験された方のための 「生きる」を創るがん保険 WINGS
セコム損保「自由診療保険メディコムワン」についてポイント




アフラック「生きるためのがん保険 寄りそうDays」を検討する際のポイント
アフラックの「生きるためのがん保険 寄りそうDays」は、がんを経験した方でも加入できる数少ないがん保険の一つです。この保険を検討する際には、いくつかの重要なポイントを考慮する必要があります。以下にそのポイントを詳しく解説します。
がん経験者でも加入可能な点
この保険の最大の特徴は、がんを経験した方でも加入できる点です。通常、がんを経験した方は保険の加入が難しいことが多いですが、この保険はそのハードルを下げています。がんの治療が終了してから5年間無事に過ごせば加入可能という条件は、がん経験者にとって大きな安心材料となります。
保険料の高さ
一方で、保険料は通常のがん保険と比較して高めに設定されています。30歳の男性で月額4,930円、女性で4,480円、40歳では男性5,520円、女性5,000円と、がん経験者が加入できる保険としては高額です。このため、保険料が家計に与える影響をしっかりと考慮する必要があります。
保障内容の制限
保障内容についても注意が必要です。先進医療特約は10年更新型で、保障額上限は2,000万円ですが、一時金は15万円と少額です。また、がん診断一時金がないため、診断時にまとまった金額を受け取ることはできません。抗がん剤治療の保障も健康保険適用範囲内に限定されており、自由診療は対象外です。
保障の無制限性
入院給付金や通院給付金、手術治療給付金、放射線治療給付金は無制限で保障されます。特に、再発や転移を繰り返す可能性があるがん経験者にとって、無制限の保障は大きな安心材料です。抗がん剤治療特約も、抗がん剤は60回、ホルモン剤は120回までと、長期にわたる治療をカバーしています。
10年更新型のデメリット
先進医療特約や抗がん剤治療特約が10年更新型である点はデメリットです。10年ごとに保険料が見直されるため、将来的に保険料が上がる可能性があります。特に、先進医療が普及した場合には、保険料が大幅に上昇するリスクも考慮する必要があります。
元を取れるかの不確実性
保険料に対して元を取れるかどうかは微妙です。例えば、40歳男性が40年間契約した場合、支払った保険料総額は約2,649,600円になりますが、保障額がそれを上回るかどうかは再発の回数や治療内容に依存します。既に貯蓄がある方は、「自分で貯めて備える」という選択肢も検討する価値があります。
まとめ
アフラック「生きるためのがん保険 寄りそうDays」は、がん経験者にとって貴重な選択肢ですが、保険料の高さや保障内容の制限、10年更新型のリスクを考慮する必要があります。がん経験者が安心して治療に専念できるよう、しっかりとした保障を求める方には適していますが、保険料と保障内容のバランスをよく考えた上での加入が望ましいでしょう。