アフラック「資産形成と保障のハイブリッド ツミタス」のデメリットを理解しよう!
アフラック「資産形成と保障のハイブリッド ツミタス」についてポイント




アフラック「資産形成と保障のハイブリッド ツミタス」を検討する際のポイント
アフラックの「資産形成と保障のハイブリッド ツミタス」は、2024年6月に発売された新しい終身保険商品です。この商品を検討する際には、いくつかの重要なポイントに注意する必要があります。以下では、そのポイントについて詳しく解説します。
保険料と解約返戻金の返戻率
「ツミタス」の大きな特徴の一つは、他社の終身保険と比較して保険料が安く、解約返戻金の返戻率が高い点です。例えば、30歳男性が保険金額500万円、保険料払込期間60歳までで契約した場合、月額保険料は8,940円で、満期を迎えた直後の返戻率は120.0%です。この高い返戻率は、満期前に亡くなった場合の保障が削減されていることが理由です。
保障内容の確認
「ツミタス」は、満期前に亡くなった場合には支払った保険料がそのまま戻ってくるだけで、契約時に決めた保険金額を受け取ることはできません。満期後に亡くなった場合にのみ、契約時に決めた保険金額を受け取ることができます。このため、「子どもが独立するまでの親の死亡保障」といった目的には適していません。
資産形成としての利用
商品名に「資産形成」とありますが、保険と資産形成は分けて考えるのが原則です。特に、まだ老後まで時間のある若い方は、保険以外の手段で資産形成を考えることが推奨されます。保険での資産形成は、元本割れのリスクを避けたい方には向いているかもしれませんが、リターンが低いことを考慮する必要があります。
無告知型のメリットとデメリット
「ツミタス」は無告知型の保険であり、過去に国の要支援・要介護認定を受けたことがなければ、原則的に誰でも加入できます。これは、現在闘病中の方や過去に大病を経験した方にとってはメリットです。しかし、無告知型である理由は、満期前に亡くなった場合の保障が限定的であるため、保険会社にとってリスクが少ないからです。
満期前の解約リスク
「ツミタス」は満期前に解約すると、支払った保険料より低い金額の解約返戻金しか受け取れません。収入が減少したり、他の資産運用方法に切り替えたくなった場合には、元本割れのリスクがあることを理解しておく必要があります。
高度障害の保障対象外
一般的な終身保険では、死亡と高度障害の両方が保障されますが、「ツミタス」では高度障害は保障対象外です。代わりに、国が定める要介護2以上が保障条件となっていますが、65歳未満の方が要介護認定を受けることは稀です。この点も考慮に入れる必要があります。
総合評価と他の選択肢
「ツミタス」は、保険料が安く、解約返戻金の返戻率が高いというメリットがありますが、保障内容が限定的であるため、評価は「C」とされています。元本割れのリスクを避けたい方には選択肢に入るかもしれませんが、他の終身保険や資産運用方法も検討することが重要です。
他の選択肢としては、オリックス生命「ライズ(RISE)」やアフラック「未来の自分が決める保険WAYS」、ソニー生命「バリアブルライフ」などがあります。これらの保険商品も比較検討し、自分に最適な保険を選ぶことが大切です。