「自由診療保険メディコムワン」のデメリットと乳がん経験者向けがん保険の選び方
セコム損保「自由診療保険メディコムワン」
アフラック「「生きる」を創るがん保険 WINGS」についてポイント




乳がん経験者向けがん保険の選び方
乳がんを経験された方にとって、再発のリスクを考慮したがん保険の選択は重要です。特に、乳がんは5年生存率が高い一方で、10年生存率が低下する傾向があるため、長期的な保障が求められます。セコム損保の「自由診療保険メディコムワン」は、乳がん経験者が加入できる数少ないがん保険の一つであり、治療費の実費を補償する点で注目されています。
セコム損保「自由診療保険メディコムワン」の特徴
この保険の最大の特徴は、治療費の実費をほぼ上限なしで補償する点です。特に、健康保険が適用されない自由診療の治療費もカバーされるため、経済的な負担を大幅に軽減できます。自由診療の抗がん剤治療は高額になることが多く、月に100万円を超えることもありますが、この保険ではその費用も実費で補償されます。
保険料と加入条件の注意点
一方で、保険料は高めに設定されており、5年ごとに更新されるたびに上昇します。加入条件も厳しく、乳がんのステージや手術からの経過期間によって異なります。例えば、ステージⅢの乳がんを経験した場合、手術から6年以上経過していないと加入できません。これらの条件を満たすことができるかどうか、事前に確認が必要です。
他のがん保険との比較
アフラックの「「生きる」を創るがん保険 WINGS」と比較すると、セコム損保の保険は自由診療を含む治療費の実費補償がある点で優れていますが、保険料が高く、加入条件が厳しいというデメリットがあります。アフラックの保険は一生涯保険料が変わらない終身型で、自由診療は対象外ですが、ステージⅢ・Ⅳの乳がん経験者には適しているかもしれません。
選択のポイント
がん保険を選ぶ際には、以下のポイントを考慮することが重要です。まず、先進医療特約の保障内容を確認し、保険料が一生涯変わらない終身型であること、保障額上限が2,000万円であることを確認します。また、がん診断一時金の給付条件や抗がん剤治療の保障範囲も重要です。特に、自由診療の抗がん剤治療が保障対象となっているかどうかは、選択の大きなポイントとなります。
まとめ
セコム損保「自由診療保険メディコムワン」は、乳がん経験者にとって貴重ながん保険であり、自由診療を含む治療費の実費を補償する点で安心感があります。しかし、保険料の高さや加入条件の厳しさを考慮すると、ステージ0・Ⅰの乳がんを経験された方に向けた保険と言えるでしょう。ステージⅡ・Ⅲ・Ⅳを経験された方は、アフラックの保険や緩和型医療保険と比較検討することをお勧めします。