県民共済 入院保障2型の口コミと評判 やはり抜群の保障内容とコスパなのだろうか?
県民(都民)共済は、
「保険料が安い」「割戻金が返ってくる」
このような理由から
保険料を抑えたい方には人気のようです。
ポスティングや新聞広告を見て
惹かれたことがある方も多いでしょう。
年間100万件以上の新規契約があり
総加入件数は(火災共済等も含め)
2000万件を超えると言われています。
いかに多くの方が
加入しているかがわかりますよね。
信頼と安心の証とも言えます。
素晴らしい点が多い県民共済ですが
知っておくべき注意点もあります。
県民共済のメリット・デメリットを
まとめてみました。
県民共済 入院保障2型 口コミと評判1
共済事業を行う非営利の組合が運営
はじめに、県民共済は、
民間の保険会社とは何が違うのでしょう?
都道府県共済(以下県民共済と略)は
共済事業を行う非営利の組合です。
共済事業とは、
ある地域に住んでいる人たちのための
助け合い事業のことです。
組合に入った人たちが掛け金を出し合い、
病気や事故にあった組合員に
共済金を出すシステムです。
共済事業は非営利なので、
保険会社と違い利益を求めてはいません。
なので、相対的に保険料は安い!
掛け金が余れば割戻金としてお返しできる!
民間の保険会社にない魅力・利点があります。
県民共済 入院保障2型 口コミと評判2
割安感にかけては飛び抜けた医療保障
県民共済と言うと
ひとくくりになりがちなのですが
実はいろいろなタイプがあります。
ここでは、
県民共済の医療保障「入院保障2型」を
見ていくことにしましょう。
まずはポイントを箇条書きにしました。
・掛け金一律で2000円、
(割戻金を考慮すると実質1400円)
・入院の通算限度がない、実質無制限
・新がん特約・新三大疾病特約に注目
・掛け金は安い!が保障内容は安いなり
・60歳以降は保障は薄くなっていく
・終身保障はない
保障内容です。
18歳~60歳
○月掛金 2000円一律
○入院 10000円/1日
○通院 1500円/1日
○手術 2.5万~10万円
○先進医療 1万円~150万円
○死亡 10万円
これで一律2000円の掛け金。
民間の医療保険と比べ
若い世代はそうでもありませんが
40~50代からはかなりの割安感を感じます。
しかも、割戻金として
払った掛金の約3割が戻ってきます。
つまり、実質1400円の掛金です。
40代以降はダントツの安さで
民間は価格面では太刀打ちできません。
これだけの理由で加入しても良いくらいです。
価格以外にもメリットがあります。
意外と知られていないのですが
この入院2型は入院の通算限度がありません。
・1事故につき184日分まで
・1病気につき124日分まで
1事故1病気の入院の上限はあるのですが
トータルの支払い日数制限がないのです。
通常、
医療保険の通算限度日数は1000日ほど。
三大疾病に限るとの条件もつきません。
そこまで長期の入院があるのか?
そう問われればレアケースとは思いますが
他の医療保障にはないメリットです。
さらに、
新がん特約、新三大疾病特約に注目です。
新がん特約の内容をみてみましょう。
掛け金は一律1000円(実質700円)です。
がんと診断されたら50万円
上皮内新生物も同額保障
5年に1度を限度に何回でもOK
(2回目以降も診断のみで給付)
がん入院1日5000円
がん通院1日2500円(60日まで)
手術5万円~20万円
先進医療1万円~150万円
保険料払込免除はなし
価格を考えたら「相当優秀!」
ではないでしょうか?
但し、60歳以降は診断給付金は半額。
その後も年齢に応じて減っていきます。
老後や一生涯を守る
ガン保障ではありませんが
使い勝手はかなり良いと思われます。
県民共済 入院保障2型 口コミと評判3
60歳以降保障は薄くなっていく
掛金の安さには大きな魅力を感じますが
入院以外は安いなりの内容です。
特筆すべき点は見当たりません。
そして、掛け金は変わりませんが、
60歳から保障の金額は減っていきます。
ちなみに上記のケースですと
○入院7500円
○手術1~4万円
○先進医療1~75万円
○死亡5万円
このようになり、
65歳以降は年齢に応じさらに減っていき
85歳で保障は終了します。
ここは、いろいろな考え方や
対策があるかと思いますが
知ってだけおいて欲しいと思いました。
県民共済の口コミと評判4
使い方次第では超高いコスパを発揮!
お伝えしてきたようにこの共済の特徴は
メリットは「掛金が割安」
デメリットは「60歳以降の保障が手薄」。
いずれにせよ
「働き盛り」を支える共済であって
老後を守る共済ではありません。
なんとなく!?入っている方が多いのですが
この個性を生かして
様々な活用の仕方がありそうです。
例えば、20代~50代にかけては
県民共済で医療保障に備え足りない部分を
それに特化した民間の保障で備える。
老後の医療保障が心配であれば
どこかで民間の終身型に変更する。
老後は保険に頼らず貯蓄で賄えるよう
ライフ&マネープランを組み立てる。
医療保障はそれまでのつなぎでよい。
また、自営業者が
(特に事故の多い現場仕事系)
現役期間中の保障の上乗せに使う。
こんな使い道には最適と思います。
また、死亡保障のある「総合保障型」を含め
大きな保障の必要のない専業主婦・子供等は
県民共済だけで足りることもあるでしょう。
それと、がん特約に注目と書きましたが
実質700円の掛金へのコスパに対してで
がんに備えたい人はがん保険をお勧めします。
家庭の資金計画・保障計画の中に
上手に組み込むことによって
高いコスパを発揮する共済となりそうです。
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